先に補足しておくと、「リモコンニッチ」を否定しているわけではありません。
むしろ、我が家も一度は採用を検討していました。
ただ、奥さんと議論を重ねた結果、打ち合わせの途中で「リモコンニッチ」はやめました。
ですから、一個人の意見として参考にしてください。
今回は「リモコンニッチ」をやめた7つの理由を紹介したいと思います。
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リモコンニッチを不採用にした7つの理由
リモコンニッチをやめた理由
- リモコンの種類が少ない
- バランスや余白が気になる
- 逆に存在感が出そうだった
- ホコリが溜まる
- スイッチを分散させたかった
- リモコン系は必要ない
- ついつい置いてしまいそうだった
リモコンの種類が少ない
- インターホン
- 給湯リモコン
- 照明スイッチ
LDKには上記3つのリモコン(スイッチ)しかなく、集約するほど多くのリモコンがあるわけではないです。
24時間換気システムのスイッチもほぼ触らないのでファミクロに設置。
また、テレビやエアコンのリモコンもどうせその辺に出しっぱになるだろうと想定しました。
その結果、3種類のみなら「動線を意識した位置にそれぞれ付ければいいのでは?」ということでリモコンニッチはやめました。
もし仮に、太陽光発電、床暖房、ホームセキュリティ、電動シェード、玄関鍵など多くのリモコンがあったとしたら「リモコンニッチ」を検討していたかもしれません。
バランスや余白が気になる
リモコンそれぞれの大きさが違うため、全体的に見たらバランスが悪そうでした。
とくにインターホン、給湯リモコンは照明スイッチに比べると、サイズや厚みがあるので隣に並べたときの違和感が気になる。
また、並べたときにできる不自然な余白も気になりました。
例えば、同じ構図でニッチあり・なしを比較すると右下に余白ができます。
ニッチありの方が何となく不自然に感じませんか?
気にならない方、気になる方いると思いますが、私は後者。
この不自然な余白がどうしても気になってしまいます。
サイズが異なるものを並べると、どこかしら余白ができてしまうのがリモコンニッチのデメリット。
まったく同じ形状であれば等間隔に配置できますが、用途やメーカーが異なるためそれは難しい問題です。
逆に存在感が出そうだった
これは賛否両論ありそうですが、壁を凹ませることで逆に存在感がでそうと感じたからです。
そもそも、「リモコンニッチ」のメリットはリモコン類を集約させることですっきりすること。
ただ、真っ平な壁面にリモコンを並べたほうがシンプルに見えますし、逆に凹みによる立体感が視覚的に目につくと感じました。
実際、ニッチをやめて縦に並べましたが、リモコン(スイッチ)類が2つならまったく違和感がないレベルです。
これ以上増える(3~)と存在感が出そうですが・・・。
もちろん、人それぞれ見え方(可愛い・おしゃれ)は違うと思いますし、意図があってのことなら「リモコンニッチ」はやるべき。
我が家の場合は”あり・なし”で言えば”なし”でもよかっただけのこと。
ホコリが溜まる
細かなことですがホコリが溜まりそうだったからです。
「ホコリなんてどこにも溜まるだろ」と言われればその通りですが・・・。
仮にニッチを作ったとして常日頃からお掃除をするか考えたとき、やらないだろうなと思いました。
実際、賃貸に住んでいるときは「リモコンニッチ」があったのですが、掃除なんて年に1~2回くらい。
ただでさえズボラなのに掃除の手間を増やすのは”ナンセンス”と感じ採用をやめました。
スイッチを分散させたかった
「リモコンニッチ」のメリットはリモコン(スイッチ)類を集約させることで操作が一箇所で行えること。
ただ、集約させるだけでは場合によっては不便だと感じました。
とくにLDKの照明を入れるとき。
仮に一箇所へスイッチ類を集約させてしまったとしたら、わざわざ「リモコンニッチ」へ行ってスイッチを押さなければなりません。
移動の距離は微々たるものですが、これが毎日となるとストレスも溜まります。
リビングの入り口、キッチン、ダイニング付近にスイッチを分散させたことで、移動の手間を省きました。
動線上にスイッチがあるとやっぱり使い勝手は良いです。
スイッチ類が増えるデメリットはありますが、こうした考えもあると知ってもらえれば幸いです。
リモコン系は必要ない
テレビやエアコンのリモコンは基本的にダイニングテーブルかソファ付近に転がっているので、
リモコンニッチに収める必要もないだろうと思いました。
また、シーズンオフのエアコンのリモコンは一時的に収納棚へ置いておけばいいだけの話。
正直なるときはあります。
ただ、テレビのリモコンは2つあるので、どれか行方不明になったとしても対応が可能。
このリモコン複数体制はかなり便利です。
ついつい置いてしまいそうだった
リモコンニッチがあることで物を置いてしまいそうだったからです。
これはあるあるだと思いますが、目線の高さくらいに置くスペースがあるとついつい使ってしまうもの。
賃貸の頃にあった「リモコンニッチ」にも、
- 小銭
- 財布
- 携帯
- 鍵
- アクセサリ
- ミニカレンダー
- 郵便物
- チラシ
- 筆記用具
- フィギュア
など、ありとあらゆるモノを置いていました。
とくに郵便物を溜めまくっていたので、未読のモノや提出を忘れてしまうこともありました。
モノ自体置くことは何の問題もありませんし、鍵など小物を置くには最高の場所のひとつだと思います。
ただ、せっかく作った収納棚やマグネットボードが使われなくなることを懸念しました。
LDKのリモコン位置はここ
LDKの「リモコンニッチ」をやめた結果、リモコン(スイッチ)類は上記画像の配置になりました。
中には連動している照明スイッチもあります。
スイッチ①:入り口付近
LDK入ってすぐの壁に照明スイッチ3つ。
- リビングの照明
- リビングの間接照明
- 中庭の照明
扉を開けてすぐにリビングの照明を点けられるようにしました。
また、距離感も考えて中庭の照明もここへ配置しました。
関連記事≫【新築実例】コーニス照明(11万円)でリビングがおしゃれになった
関連記事≫【中庭のある平屋】照明計画の実例を紹介!ライトアップで幻想的な雰囲気に
スイッチ②:パントリー付近
パントリーの壁にインターホンと照明スイッチ1つ。
- インターホン
- パントリーの照明スイッチ
入口はいって真っ先に目につく場所へ、インターホンパネルとパントリーの照明スイッチを配置しました。
本来ならここを「リモコンニッチ」にする予定でしたが、それをやめて「マグネットボード」にしました。
関連記事≫【後悔】パントリー照明を人感センサーにすべきだった3つの理由
スイッチ③:カップボード付近
カップボード横の壁に給湯リモコンと照明スイッチ4つ。
- 給湯リモコン
- キッチンの照明
- キッチンのペンダントライト
- パントリーの照明
- ダイニングの照明
キッチン、ダイニング両方の照明が点けられるように配置ました。
また、調理や食器の後片付けの最中、お風呂を入れられるように給湯リモコンもここへ配置。
④:ダイニング付近
ダイニング横の壁に照明スイッチ5つ。
- リビングの照明
- リビングの間接照明
- ダイニングの照明
- キッチンの照明
- キッチンのペンダントライト
ここからもキッチン・ダイニング両方の照明が点けられるようになっています。
入り口付近からもリビングの照明を点けられますが、調光ができるのはこちらのスイッチのみ。
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リモコンニッチをやめて不便に感じたこと
「リモコンニッチ」をやめたことで不便に感じたこともあります。
どこのスイッチか分からない
どこのスイッチか分からなくなるという問題。
「リモコンニッチ」をやめてリモコン(スイッチ)類を分散させましたが、逆に分かりずらくなってしまいました。
具体的にはどのスイッチを押せばどの場所が点くのか分かりずらく、押し間違えなどが頻発するように。
LDKの照明スイッチは全部で13個あります。
照明が連動しているスイッチもあるので、実際点灯するのは6ヵ所。
これだけスイッチがあると押し間違えることも未だにあります。
そう考えるとリモコン操作が1ヵ所で行える「リモコンニッチ」は便利と言えば便利。
アドバンスシリーズにはネームありのハンドルもありますので、
見た目が気にならないのであれば採用するのもいいかもしれません。
関連記事≫【Panasonic】アドバンスシリーズの施工例と後悔ポイント
リモコンニッチは個人の自由
リモコンニッチをやめた理由
- リモコンの種類が少ない
- バランスや余白が気になる
- 逆に存在感が出そうだった
- ホコリが溜まる
- スイッチを分散させたかった
- リモコン系は必要ない
- ついつい置いてしまいそうだった
上記7つの理由により「リモコンニッチ」をやめました。
奥さんは「リモコンニッチ」にしたかったみたいですが、理由を聞いたらインスタの影響が強かったそうで。
確かにインスタを見るとどれも個性的ですごくおしゃれ。
「リモコンニッチ」がダサいなんて意見もありますが、やり方や工夫次第でいくらでもおしゃれに見せることができます。
やる・やらないは個人の自由です。
リモコンニッチを点けるか否か迷っているなら、当記事を参考にして検討を進めてみてください。