リビングルームの間接照明に「コーニス照明」を採用しました。
「コーニス照明」にしたことでリビングルームがおしゃれな空間に。
今回は「コーニス照明」の設備紹介や費用、実際に使ってみて感じたメリット・デメリットについて紹介したいと思います。
リビングルームに「コーニス照明」を検討中のかたは是非参考にしてみてください。
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【新築実例】リビングルームのコーニス照明
リビングルーム奥の壁面を照らすように「コーニス照明」を採用しました。
「コーニス照明」の長さは330cm。
DAIKOのダブルラインを3つ横並びに連結しています。
下から見るとこんな感じで丸見え。
板張り天井から10cm折り上げ、そこへ照明を収めている形になります。
費用は約11万円
照明器具代(税抜)
- L=120cm:39,800円×2
- L=90cm:35,800円×1
ざっくりですが費用は器具代のみで約11万になります。
照明はDAIKOのダブルラインを3つ横並びに連結しており、長さによって値段が異なります。
覚悟はしていましたがやっぱり高い。
調光が可能
費用
- 調光スイッチ:11,800円
「コーニス照明」はLED専用調光器(別売り)を取り付けることで調光ができるようにしました。
つまみ型のボリュームを回すことで、明るさ(1~100%)をコントロールすることが可能。
間接照明は調光ができるタイプにした方がいいです。
調光不可にしてしまうと、その明るさでずっと生活しなければならず、ストレスを抱えながら過ごすことになるかもしれないからです。
例えば、リビングで寝るにしても明るすぎたり、逆に書き物や読み物をするにしても暗すぎたりなど、調光ができないと何かと不便。
できることなら調光ができるようにした方がいいです。
電球色の明るさについて
もともと、光色は下記3つから選ぶことが可能でした。
- 電球色
- 温白色
- 白昼色
”くつろぎ”や”落ち着き”のある雰囲気を出したかったので「電球色」を選びました。
明るさ自体は慣れるといえば慣れますが、ふとした瞬間に「暗いな」と思うことは今でもあります。
というのも、生まれてこのかた白昼色のシーリングライトで過ごしてきたこともあり、
住み始めの頃は「なんか暗すぎない・・。」と思ったのが正直な感想です。
具体的には暗いというか光の白っぽさが足りず、手元を照らす作業には不便です。
実際にプラモデルを作る機会があったのですが作るのも大変でした。
ただ、ダウンライトを併用したり、調光すればある程度解消はできます。
「電球色」は暗いというデメリットがありますが、くつろぎや落ち着きのある雰囲気を演出してくれます。
また、「電球色」に白いクロスも悪くなく、壁面に照らされたオレンジっぽい色合い光は見ているだけで落ち着きます。
「電球色」の明るさが気になるなら、実際に展示場などで現物を見せてもらうのが理想。
板張り天井と組み合わせた
間接照明と板張り天井を組み合わせました。
この構図は私が家づくりでやりたかったことのひとつ。
板張り天井にしたことで高級感がプラスされ、ワンランク上のリビングルームを作ることができました。
詳しくは下記リンク先を参考にしてみてください。
関連記事≫【新築実例】板張り天井(ヘムロック)にして感じたメリット・デメリット
コーニス照明にした理由
ヒアリングの際、リビングエリアに間接照明が欲しいと伝えました。
もともと提案されたのは「コーブ照明」でしたが、私たちの希望で「コーニス照明」へ変更しました。
理由は以下になります。
- 壁面を照らしたかった
- ホコリのが溜まるのが嫌だった
壁面を照らしたかった
ひとつめの理由は壁面を照らすようにしたかったこと。
「コーブ照明」も悪くはないですが、壁面から降りてくるやわらかい光が個人的に好みでした
照明によって照らされた白いクロスがオレンジっぽくなり、落ち着きやくつろぎを与えてくれます。
ホコリが溜まるのが嫌だった
ふたつめの理由はホコリが溜まるのが嫌だったからです。
「コーブ照明」の場合、折り上げた天井の中に光源を設置するため、「中にホコリが溜まるのでは?」という懸念がありました。
上にホコリが溜まっている状態で過ごすのも気持ち的に嫌ですし、「毎回掃除とか大変だろうな」なんてことも感じたり・・・。
実際に「コーブ照明」を採用していないため、どのくらいホコリが溜まるのは不明です。
ただ、「コーニス照明」はホコリが溜まりにくい構造のため、お掃除はほぼ不要。
掃除が苦痛でないのであれば問題ないですが、我が家のようにズボラの人は「コーニス照明」の方が綺麗に保てるかと思います。
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コーニス照明にして感じたこと
実際にコーニス照明を採用してみて感じたことは以下の内容。
- テレビが映える
- 奥行きや広がりのある空間に
- ダウンライト併用でシーンに対応
- 光源が丸見え
テレビが映える
白いクロスへコーニス照明を照らすことでテレビが映えます。
「アクセントクロス」や「エコカラット」に間接照明を当てるのも素敵ですが、白いクロスも案外悪くはないです。
白系クロスなどシンプルな色合いだとテレビが際立ち、コーニス照明独特の上から降りてくる柔らかい光が没入感を出してくれます。
映画好きなら「コーニス照明」にする選択肢も。
奥行きや広がりのある空間に
コーニス照明で壁面を照らすことで奥行きや広がりのある空間になります。
光源との距離によって壁面の明るさが徐々に落ちていくため、視覚的な効果により奥行きや広がりを感じるためです。
実際、電気を点けていない昼間よりも空間が広く感じ、照明の効果というやつを改めて感じました。
ダウンライト併用でシーンに対応
コーニス照明のみだけでは明るさが足りないですが、そこへダウンライトを併用することで様々なシーンに対応できます。
例えば、リビングで寛ぎたいときや映画を観たいときは「コーニス照明」のみ稼働。
読書や書き物など手元の明るさを確保したいときは、ダウンライトを併用するなどシーンによって使い分けができます。
また、「コーニス照明」、「ダウンライト」ともに調光ができるので、自分好みの明るさに細かく調整することも可能。
もっとも多くの時間を過ごすリビングルームは間接照明のみだけではなく、ダウンライトを併用して様々なシーンに対応できるようにしておいた方がいいです。
光源が丸見えなってしまった
後悔ポイントのひとつとして光源が丸見えになってしまいました。
画像はソファに座った状態を映したものですが、壁面の上からちょろっと光源が見えているのが分かりますか?
構造上、真下付近から見えるのはしょうがないにしても、ソファに座っている状態から見えるのはやっぱり気になる。
照明の収まり、天井高さ、ソファの高さ、テレビとの距離感などすべてが重なったことで起きてしまったことです。
ソファを後ろへ下げれば視界に入ることはないですが、それだとテレビが遠くなりすぎて見えずらいです。
さすがにこれは実際に住んでみないと分かりませんでした。
ダイニング付近から見るといい感じになっていはいるのですが・・・。
幸いにも光源にボックス型のカバーが付いていること、調光できることで眩しいことはないです。
もし、照明の光が眩しすぎたとしたら、ダウンライトのみで過ごしていたかもしれません。
「コーニス照明」を採用予定の方は位置や範囲、収まりなどをよく検討(シュミュレーション)してみてください。
費用が高い
「コーニス照明」は費用が高いです。
前述のとおり、コーニス照明の器具代だけで11万円かかりました。
家全体の照明器具代の約1/4くらいがこの照明にかかっています。
また、取付費用、天井の一部を折り上げる施工費を加味すると、さらに高くつくことが予想されます。
もちろん、設置範囲や照明器具代によってピンキリですが、ダウンライトとかに比べると結構な費用がかかります。
コーニス照明で意識したこと
コーニス照明を採用するにあたって意識したことは壁面に余計モノは付けないこと。
例えばエアコンや時計、給気口、コンセントなど、とにかく光の陰影を邪魔するようなものはすべて排除しました。
壁面にこれら設備があることで光が分断され、美しいグラデーションが台無しなってしまうからです。
間接照明で照らす「面」はシンプルで何もない状態にしておくべきです。
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コーニス照明についてまとめると
- 費用は高い(我が家は11万円でした)
- 調光ができるようにした方がいい
- 寛ぎを求めるなら電球色
- ダウンライトと併用すべき
- 光源の丸見えに注意
「コーニス照明」を検討中の方へ伝いたいことは上記のこと。
とくに調光器を取り付けること、ダウンライトを併用することをおススメします。
照明が明るすぎたり、暗すぎたりしても対応ができるからです。
あと盲点なのが光源が見えてしまうこと。
照明の見え方なんて実際に住んでみないと分からないことも正直あります。
ですから、設計士、インテリアコーディネーターとしっかり打ち合わせして検討することが大切です。