中庭のある家を建ててみたいけど、


と不安に思う方もいるのではないでしょうか。
わが家も引き渡し直後にゲリラ豪雨が降り始めて、「大丈夫かな…」とドキッとした経験があります。
体験も交えながら「中庭と大雨」のリアルな注意点、実際に施した排水対策をご紹介します。
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大雨が降ったとき(あと)の中庭の様子
中庭のある家に住み始めて数年。
年に数回はゲリラ豪雨や台風クラスの大雨に見舞われます。
実際に大雨が降ったとき(あと)の中庭の様子は以下のとおり。
- 一時的に水たまりはできる
- 湿気はそこまで感じない
- 排水は詰まりにくい
- 雨音がうるさい
- 植栽が痛む
一時的に水たまりはできる

実際にゲリラ豪雨や台風クラスの雨が降ると、人工芝の上に一時的に水たまりができます。
しかし、設計段階で格子桝を計画していたおかげで、時間経過とともに水たまりは自然に解消されます。
数年に一度来る最強クラスの大雨も経験しましたが、幸いにも今のところ水害による被害は受けていません。
湿気はそこまで感じない

実際、そこまで湿気を強く感じるわけではありません。
中庭にいても、屋外にいるときと同じ程度の湿気で過ごせます。
ウッドデッキ下はコンクリート施工、人工芝は水はけが良く、
雨上がりでも次第に乾いてくれるおかげで嫌な湿気っぽさは感じません。
排水は詰まりにくい

排水が詰まることはほとんどないです。
普段の手入れといえば、月に一度くらい格子桝の中を軽くチェックする程度。
落ち葉や砂が少し溜まっていないかを確認するだけで、特別なメンテナンスはほとんど必要ありません。
ただ、気になったのが「ボウフラ」。
水辺があることで蚊も発生しやすく、これが中庭の虫被害の一因になることもあると改めて実感しました。
今はネットを張って対策してはいますが、完全に防げるわけではないのが現状。
関連記事≫【デメリットだらけ?】実際に「中庭のある家」に住んで感じた本音
雨音がうるさい
中庭の窓には軒がないため、雨粒が窓、壁、ウッドデッキへダイレクトに打ち付けます。
そのため、ゲリラ豪雨や台風のときは、雨音が大きすぎて会話がしづらかったり、テレビの音が聞こえにくくなります。
また、雨上がりのウッドデッキは乾きにくく、乾いた後も雨染み?みたいのが残るのもデメリット。
今思えば、長めの軒を付けとけばよかったと後悔。
関連記事≫軒なしの家はやめたほうがいい?実際に住んで感じたリアル(本音)
植栽が傷む
盲点だったのが植栽へのダメージ。
雨粒や強風によってあおられた枝葉が、外壁と接触することでダメージを受けてしまいました。
中庭を緑で彩りたい場合は、排水計画だけではなく、植栽と外壁の距離感もしっかり考慮することが重要。
大雨でも安心できる中庭の排水設備
中庭は家の中にいながら自然を感じられる特別な空間ですが、
雨の日になると


といった悩みも出てきます。
せっかくお気に入りの場所にしたのに、雨のたびに心配になるのはもったいない。
ここでは、雨の日でも安心して過ごせる中庭をつくるためのポイントを、
実際の家づくり経験を交えながら紹介します。
対策として格子桝を2つ設けた
我が家の中庭には2か所の格子桝があり、地表に流れた雨水がそこへ直接流れ込みます。
その後、暗渠(あんきょ)排水と呼ばれる地中に設けた排水管を通って、
外部の排水溝へと流れる仕組みになっています。
この排水設備のおかげで、一時的に水たまりができても、
時間の経過とともに自然に排水溝へと流れていくようになっています。
さらに、2つの格子桝を設けることで排水能力を高め、より効率的に雨水を流せるようになりました。
メンテナンスのしやすさ
中庭に排水設備を設けても、メンテナンスがしやすくなければ本来の効果は発揮できません。
排水口のつまりや落ち葉、土の堆積などが原因で水の流れが悪くなると、
水たまりや浸水、逆流といった被害につながることがあるからです。

中庭の排水メンテナンスをして感じたことは以下。
- 格子桝の位置は正解だった
- 思ったよりも詰まりは起きない
格子桝はメンテナンスしやすい位置にあるので、掃除や点検はとても楽です。
目立たせたくないからと言って、ウッドデッキ下とかに設置していたらメンテナンスはかなり大変だったと思います。
せっかく排水設備を付けても、メンテナンスしにくい場所にあると、つい手入れをサボりがちになってしまうもの。
定期的に目視で確認できる場所に設置しておくことで、長く快適な中庭を維持できますよ。
格子桝へネットもかませたことで落ち葉や土が入り込む心配もほとんどありません。
そのおかげで、格子桝の中にゴミが溜まることもなく、いつ見てもスッキリした状態を保てています。
メンテナンスの手間もほとんどかからず、掃除の頻度が少なくて済むのも嬉しいポイント。
実際に使ってみて、「これは正解だったな」と感じています。
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中庭×大雨でよくある質問(FAQ)
ロの字型の中庭に水たまりができやすいのはなぜ?
ロの字型中庭は、水の出口が限られ、建物に囲まれた形状になるため、自然排水だけでは水たまりができやすい構造だからです。
暗渠(あんきょ)排水を設置すれば本当に浸水は防げる?
完全に防げるわけではありません。排水管のつまりやメンテナンス不足があると、水が滞ることもあります。
大雨で中庭が冠水した場合、家具や植栽はどうなる?
浸水する高さや時間によりますが、長時間水に浸かるとウッドデッキや家具、植栽の劣化につながることがあります。
人工芝やタイルの水はけはどう確保すればいい?
勾配をつけること、透水性のある下地を使うこと、定期的な清掃がポイントです。
メンテナンスは頻度は?
落ち葉やゴミの量にもよりますが、大雨の後はもちろん、月1回程度の確認が安心です。
ボウフラや蚊の発生を防ぐには?
排水桝にネットを張る、専用駆除剤を使うなどの対策が有効です。
ゲリラ豪雨のような短時間集中豪雨でも中庭は安全?
排水設備と勾配がしっかり設計されていれば、ある程度安心ですが、極端な雨量の場合は一時的に水たまりができることもあります。
排水設備を設置する場合の注意点は?
設置場所のメンテナンス性、排水桝のつまり防止、床材の勾配、雨水の流れを意識することが重要です。
中庭のある家|大雨の体験談の総括
わが家の中庭で大雨を経験して分かったのは、排水設備+メンテナンスの両方が大切だということです。
暗渠(あんきょ)排水や勾配をしっかり設計していても、掃除や点検を怠ると水害のリスクが高まります。
逆に、定期的なメンテナンスを行うことで、豪雨でも水たまりや浸水の心配なく、中庭を安心して楽しむことができます。