我が家は32坪の平屋風2階建て。
本来なら平屋にしたかったのですが敷地面積の都合により平屋風2階建てという形に。
実際に住んでみると良いこと、悪いことそれぞれあります。
今回は平屋風2階建てに感じたメリット・デメリットについて紹介したいと思います。
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平屋風2階建てのメリット
実際に住んで感じたメリットは以下。
- 平屋の暮らしが再現できる
- 生活動線は1階で完結
- 階段の上り下りが最低限で済む
- 子供部屋のみ2階へ
- 将来を見据えた間取りができる
- コンパクトな土地でも可能
- 外観デザインがおしゃれになる
平屋の暮らしが再現できる
平屋風2階建て最大のメリットは2階建てだけど平屋のような暮らしが再現できること。
我が家の2階は子供部屋のみ。
リビングルームから主寝室、トイレ、お風呂、洗面所、脱衣所などすべて1階にあります。
階段を中心に各部屋へアクセスできるような間取りになっており、
実質平屋のような暮らしが再現できます。
子供だけは毎日階段を昇り降りしてもらいますが・・・。
ただ、将来的に一番長く住む人のことを考えると、2階は子供部屋のみにするのがもっとも合理的。
生活動線は1階で完結
平屋のメリットとしても挙げられていますがワンフロアで生活動線が完結すること。
生活に必要な設備、間取りはすべて1階に集約しています。
リビングルームは中庭を囲うようにL字型にして、
階段周りの廊下からお風呂、脱衣所、ファミクロ、洗面所、寝室、トイレへアクセスできる間取りにしました。
階段を昇る必要もなく、起きてから寝るまでの動線は1階だけで過ごすことができます。
ワンフロアで生活が完結するのは快適すぎる。
階段の上り下りが最低限で済む
階段の上り下りが最低限で済みます。
子供部屋のみ2階に作ったので基本的に2階へ上がることはありません。
あったとしても何か特別な用があった時くらいでしょうか。
実際、1週間とか2階へ上がらないこともざらにあります。
そもそも平屋を選ぶ方の多くは”階段のない暮らしや、バリアフリーな暮らしを求めている”から。
もし、主寝室やリビングルームが2階にあったとしたら、階段の昇り降りを毎日しなければなりません。
それでは総2階建てと同じような暮らしになってしまいます。
平屋風2階建てなら階段の上り下りも最低限に済ませることが可能。
子供部屋のみ2階へ
ワンフロア(1階)で生活が完結する間取りにして、
子供部屋のみ2階へ作ることで合理的かつコストを抑えることが可能。
ポイントとしては子供部屋のみというところ。
たとえば主寝室を2階へ作ってしまうと、毎日階段の上り下りする羽目になってしまいます。
寝るだけのために2階へ上がるのも面倒くさいですし、年齢と共に上がるのがしんどくなっていくのは一目瞭然。
将来的に子供が巣立つことを考えると、コンパクトに設計してコストを抑えることもできます。
我が家の子供部屋は4.5畳(+クローゼット1畳)で作りました。
関連記事≫【レイアウト公開】子供部屋の4.5畳(+クローゼット1畳)は狭いのか?
子供部屋だけではなく書斎や趣味の部屋、納戸なんかも選択肢としてはあるかと思います。
ただ、部屋を使う人は階段を上り下りする必要がありますが・・・。
将来を見据えた間取りができる
平屋風2階建ては将来を見据えた間取りができます。
将来を見据えたとはいわゆる階段のない暮らし、バリアフリーな暮らしのこと。
名目上は2階建てに分類されますが、1階のワンフロアで生活が完結する間取りを再現できます。
子供が巣立って将来的に2階が使われなくなったとしても何の支障もなく生活することが可能。
階段の上り下りもする必要がないので、将来(老後)を見据えた間取りができます。
コンパクトな土地でも可能
コンパクトな土地でも平屋のような暮らしができます。
狭い土地に平屋を建てるとなると、
限りがある土地の中では妥協点だったり制約ができてしまうもの。
例えば子供部屋を作るのが難しかったり、理想としていた間取りが確保できない場合も。
平屋風2階建てなら1階を平屋ベースにして必要な部屋のみ2階にもっていくことが可能。
狭小地のようなコンパクトな土地でも、
平屋風2階建てなら間取りを確保しつつ平屋のような暮らしを再現できます。
外観デザインがおしゃれになる
外観デザインがおしゃれになる。
平屋風2階建ては2階部分が突き出た外観をしています。
例えば2階部分が片流れ屋根だったり、キューブが重なったようなデザインなどさまざま。
我が家は2階部分がキューブが重なったような形。
なんて方には平屋風2階建てのデザインがピッタリ。
また、外壁をグレー系にすればモダンチックにすることも可能です。
関連記事≫【後悔する?】外壁に「グレーの塗り壁」を選んだ我が家の場合
「平屋風2階建て 外観」と検索すると、
個性的でおしゃれなデザインがたくさん出てくるので参考にしみてもいいかもしれません。
平屋風2階建てのデメリット
平屋風2階建てにして感じたデメリットは以下。
- 建築費が割高になってしまう場合も
- 2階がいずれ使われなくなる
- 総2階建てでいいじゃんってなる
建築費が割高なってしまう場合も
平屋風2階建てのデメリットして建築費が割高になってしまうこと。
そもそも、平屋自体が同規模の2階建てよりも建築コストがかかる傾向にあります。
それは基礎面積、屋根面積が2階建てよりも大きくなってしまうからです。
平屋風2階建ては割高とされる平屋をベースとし、その上にコンパクトな2階部分を作るため、建築コストもかかるわけです。
打合せの際にも「施工面積の観点から平屋よりも価格は高くなってしまいます」なんて説明も受けました。
予算について釘を刺されるようにして確認された記憶があります。
具体的なコストは工務店、ハウスメーカーによるため公言できませんが、
シンプルな平屋、総2階建てよりも建築コストが割高になる傾向にあります。
関連記事≫【平屋風2階建て】新築費用に2,800万円(建物本体のみ)かかりました
2階がいずれ使われなくなる
個人的に1番デメリットだと思うことは2階がいずれ使わなくなること。
子供が独立して2階が空き部屋になってしまう可能性も考えられるからです。
もちろん、子供が成人しても住み続ける可能性もありますが・・・。
空いた部屋を書斎だったり寝室として使うことも可能です。
ただ、1階部分だけで生活ができるような間取りにしたのに、
わざわざ2階へ上がって空いた部屋を使うのは本末転倒と言えます。
また、若いうちは階段の上り下りができるかもしれませんが、
高齢になったら階段を上ることさえできなくなるでしょう。
いずれにしろ、コストをかけてまで作った部屋が使われなくなるのはデメリットと言わざるを得ません。
総2階建てでいいじゃんってなる
あとになって「やっぱり総2階建てにすればよかった」と思うこと。
平屋風2階建てにして階段を作るなら、
総2階建てにしたほうが間取りが自由にできたり、部屋数が確保できるからです。
ふとした瞬間に総2階建てでもよかったかなと思うことはあります。
例えば各間取りをもう少し広くしたかったとか・・・。
関連記事≫【公開】パントリー「1.5畳」は狭い?すべてを詰め込んだ間取り
狭小地に家を建てるとなると、土地の制約、制限により必然的に坪数も狭くなってしまいます。
平屋に憧れて平屋風2階建てにしてみたものの、
間取りが自由にできなかったり、部屋数が足りなくなったりしてしまうことも。
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平屋風2階建てはこんな人におすすめ
こんな人におすすめ
- ワンフロア(1階部分)で生活を完結させたい
- 子供部屋を確保しつつ平屋の暮らしがしたい
- 階段の上り下りをなるべく避けたい
やはりワンフロア(1階)で生活できるのはすごく快適です。
各間取りの距離感が近くて移動も楽。
また、子供部屋(必要な部屋)のみ2階へ作れば、実質平屋のような暮らしが再現できます。
何よりも階段の上り下りがない(必要最低限)のがストレスフリー。
平屋のような暮らしに憧れているけど、
子供部屋(必要な部屋)を確保したいなんて方に平屋風2階建てはおすすめです。