マイホーム計画で不安になりがちな「建てた後のランニングコスト」。
実際の金額は、建物の条件によって大きく変わります。
そこで今回は、我が家(家屋32坪・土地75坪/長期優良住宅)の築4年目のリアルな固定資産税・都市計画税を公開。
- 我が家の実際の納税額
- 【要注意】将来、税金が跳ね上がるタイミング
- 「いつ届く?」「支払い方法は?」などの基礎知識
リアルな数字をもとに詳しく解説するので、家づくりの資金計画にお役立てください
【結論】我が家(築4年目・長期優良住宅)の固定資産税・都市計画税の明細
まずは結論から。
築4年目となる我が家の今年度の納税額はこちらです。
我が家の固定資産税(土地+建物)は、年間で合計80,000円でした。
我が家は「市街化区域」に建っているため、固定資産税に加えて「都市計画税(35,000円)」も毎年かかっています。
納税額の合計は115,000円になります。
固定資産税だけの金額を見ると「意外と安い?」と思った方もいるかもしれません。
実は、この金額に収まっているのには「長期優良住宅」という大きな理由があります。
長期優良住宅だから安い?一般住宅との違い
新築の戸建て住宅には、建物の固定資産税が「1/2」に減額される特例措置があります。
しかし、その「減額される期間」が一般住宅と長期優良住宅で異なります。
我が家は現在「築4年目」です。
もし一般住宅であれば、すでに3年間の減税期間が終了しているため、
今年から建物の固定資産税が本来の額(約2倍)に戻り、支払いが一気に跳ね上がっていたはずです。
長期優良住宅の認定を受けていたおかげで、4年目の現在も半額の恩恵を受けられています。
【要注意】6年目に固定資産税は跳ね上がる!今後の増え方
現在、年間11.5万円で済んでいる我が家の税金ですが、このまま一生同じ金額というわけではありません。
今後の「増え方」と「減り方」のシミュレーションを知っておくことが大切です。
最もキツいのは「6年目」!減税終了で約6~7万円アップ
我が家にとっての最大の試練は、建物の減税が終了する「築6年目」です。
5年間続いた長期優良住宅の恩恵がなくなり、建物の固定資産税が本来の金額に戻るため、
ここで税金が大きく跳ね上がります。
現在の納税額(年11.5万円)をベースにした、我が家の今後のシミュレーション(目安)がこちらです。
減税措置が終わる6年目からは建物分の固定資産税が本来の額に戻ります。
その増額分は、なんと年間で約6万〜7万円ほど。
つまり、軽減措置のない都市計画税(約3.5万円)と合わせると、
6年目以降の合計納税額は概算で「17万円〜18万円」にまで跳ね上がる見込みです。
その後は建物の経年劣化に合わせて徐々に下がる
6年目に一度ドンと上がった後は、建物の価値(評価額)が年数とともに下がっていくため、
建物の固定資産税も年々少しずつ安くなっていきます。
(※ただし、完全にゼロになることはなく、最終的には新築時の20%の価値で下げ止まり、家が存在する限り課税され続けます)
なお、土地の価値は建物のように劣化しないため、
周辺の地価変動がない限り、土地分の税額はずっと大きくは変わりません。
固定資産税(いつ届く?いつまでに払う?支払い方法は?)

出典:写真AC
ここで、初めて家を建てた方の、固定資産税に関する「よくある質問」についておさらいしておきます。
※お住まいの自治体(市区町村)によって、納付のタイミングや選べるキャッシュレス決済の種類は異なります
固定資産税の通知書はいつ届く?
固定資産税・都市計画税の納税通知書は、
毎年4月〜5月頃に市町村から自宅のポストに届きます。
(※自治体によって発送時期が異なります)
毎年1月1日時点での所有者に対して課税されるため、
年の途中で家が完成した場合は、翌年の春から通知書が届くようになります。
いつまでに払うの?納期限について
支払いは、「年4回の分割払い」か「一括払い」のどちらかを選べます。
分割払いの場合、納期は自治体によって異なりますが、一般的には以下のスケジュールが多いです。
一括払いにしてもトータルの税額が安くなるわけではないので、
家計の状況に合わせて無理のないペースで支払えば問題ありません。
固定資産税の支払い方法
納付書を使った支払い方法は、近年かなり多様化しています。
ちなみに我が家は「クレジットカード決済」を利用し、カード会社側で「12回払い」に設定して支払っています。
年間17〜18万円となると、通常の「年4回払い」にしても1回あたり4万円以上の出費に。
教育費や日々の生活費でお金がかかる中、忘れた頃に数万円がドカンと引き落とされるのは、
精神的にも家計管理の面でもキツいと妻とも相談して判断しました。
もちろんクレジットカードの分割手数料はかかってしまいますが、
月々約1万5千円の「毎月の固定費」として平準化してしまう方が、我が家のスタイルには合っていました。
「一気に払うのは厳しいかも…」という方は、手数料と毎月の安心感のバランスを見ながら、
ご自身が一番管理しやすい方法を選ぶのがおすすめです。
まとめ:建てた後のランニングコストも計算して家づくりを
今回は、築4年目・長期優良住宅のリアルな固定資産税と都市計画税の明細を公開しました。
マイホームは「建てるまでの費用」だけでなく、住宅ローン控除の恩恵や、
こうした毎年の税金といった「建てた後の費用」も総合的に計算することが重要です。
これから家づくりを始める方は、間取りやデザインだけでなく、
「長期優良住宅を取得した場合のランニングコストの差」などもしっかりシミュレーションして、
後悔のない資金計画を立ててくださいね。

