
我が家は思い切って中庭のある家を建てました。
完成したときは、「これで気軽にBBQが楽しめるぞ!」とワクワクしていたものの、
いざ住み始めてみるとふと頭をよぎるのが――「これって、ご近所に迷惑じゃないかな?」という不安。
実際、周りの目や煙・においのことを考えると、簡単に火を起こすわけにはいきませんよね。
今回は、そんな我が家が実際に中庭でBBQをやってみた感想を、体験談としてお話ししたいと思います。
「中庭BBQって実際どうなの?」と気になっている方の参考になればうれしいです。
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迷惑なのか?|中庭でBBQをやった結果
これまで数回、中庭でBBQを行ってきましたが、今のところ近隣住民の方から苦情はないです。
ただ、周辺環境や時間帯、人数などはご家庭によって異なるため、
あまり参考にならない部分があるのも正直なところ。
我が家が毎回BBQをする環境は以下の通りになります。
- 開催頻度:2~3ヶ月に1回
- 時間帯:夕方(18:00~20:00)
- 設備:炭もしくはガスコンロ
- 周辺環境:密集住宅地ではない
- 人数:3人(大人2人、子供1人)
開催頻度は2~3ヶ月に1回ほど。
アウトドア好きということでもないので、頻繁にやっているわけでもないです。
また、友達をたくさん呼んで「ガヤガヤ」やる感じではなく、
家族だけで夕方から2時間くらい楽しむ程度。
1人焼き肉、焼き鳥とかはしますが、大人数で行うホームパーティーはまずやりません。
隣家との距離は中庭から直線距離で5メートル以上あります。
煙、臭いは仕方がないにしても、騒音だけは立てないことは意識しました。
小規模、短時間で済ませる傾向があってか近隣住人からの苦情はこれまで一度もないです。
中庭でBBQ|臭い・煙・騒音はどうなの?
中庭のBBQで懸念することと言えば
- 臭い
- 煙
- 騒音
これら3つ。
実際に中庭でBBQをした経験を共有したいと思います。
臭い
壁で囲われたロの字型の場合、臭いは中庭内で滞留し、次第に上方向へ抜けていく感じです。
なので、結局近隣住人のお宅へ臭いが流れていきます。
上方向から抜けていくので、風向きによってはお隣さんの2階窓から入り込み、室内ににおいが伝わってしまうことも。
中庭でBBQしようが臭いは近隣に流れていきます。
煙
煙はモクモクと上方向から抜けていきます。
なので、近隣住人で2階のベランダに洗濯物を干していたりしたらモロに直撃します。
これは人によっては不快に思うかもしれません。
脂が多いお肉なんかを焼いていると、煙がヤバいくらいでてしまうので気を遣ってしまうレベル。
騒音
「中庭だから声が聞こえにくいのでは?」と思われがちですが、
まったくそんなことはなく、普通に会話や作業音なんかは聞こえてしまいます。
イメージとしては中庭内で音が反響するような感じ。
「中庭だから聞こえにくいだろう」そんな風に思って騒いでしまうと騒音問題にもなりかねません。
メリットは視線が気にならないことだけ
中庭でBBQをしようが臭い、煙、騒音この3つはどうしても防ぎきれません。
唯一のメリットは外からの視線を気にせず楽しめること。
一般的な庭の場合、道路や隣家からの目線が気になって、思いきりくつろぐのが難しいですよね。
建物に囲まれた中庭であればプライベート空間がしっかり確保されているため、
周囲を気にせず家族や友人とゆったりとした時間を過ごすことができます。
「通行人が通るたびに見られるのはちょっと・・・」という方にはロの字型の中庭をおすすめします。
ただ、中庭でBBQをやるにしても臭い、煙、騒音は防ぎきれないのでそこは留意しておきましょう。
関連記事≫【メリットはホント?】実際に「中庭のある家」に住んで分かったリアル体験
BBQが迷惑かどうかはお隣さん次第
中庭でのBBQにおいて苦情が来るかどうかは、最終的には「お隣さんがどう感じるか」です。
これは、法律やルールよりも“感情や価値観の違い”が大きく関係するため。
たとえば、以下のように人によって受け止め方はさまざまです。
- 「たまのBBQくらい気にしないよ」
- 「声掛けしてくれれば問題ないよ」
- 「窓を開けたら煙のにおいが入ってきた!」
- 「騒がしくてイライラする」
- 「洗濯物ににおいがついた!」
寛容な人もいれば強く不快に感じる人もいます。
つまり、同じ状況でも人によって「迷惑かどうかの基準」が異なるのです。

近隣住人とは会ったら挨拶を交わす程度で、仲がいいわけでも悪いわけでもない関係。
BBQに過敏に反応する、いわゆるクレーマーのような方はいないような気がします。
今のところ苦情はないですが、
もし
- 毎週のように
- 朝から晩まで
- 大人数で
- 騒音がひどい
とかだったら何かしら苦情(アクション)はあったかと思います。
中庭でBBQをする以上、周囲の迷惑にならないよう、節度ある行動が求められるのは言うまでもありません。
住環境やライフスタイルにも左右される
お隣さんの生活スタイルによっても、感じ方は違ってきます。
ライフタイルは異なる
- 夜勤明けで日中に睡眠をとっている人
- ペットや小さな子どもがいる家庭
- においや音に敏感な方や、持病がある方
そうした事情を知らずにBBQをしてしまうと、「騒音」「におい」「煙」が思わぬ苦情につながることも。
結局のところ、苦情が来るかどうかは「お隣さんがどう感じるか」次第。
だからこそ、事前に声をかけたり、時間帯や回数に気を配ることがマナーとして重要になります。
AIに聞いてみてた
「中庭でBBQをした場合、近隣住民はどの程度“不快”に感じるか?」という仮想調査をAIに聞いてみました。
実際の調査データではありませんが、住宅系のクチコミや掲示板、住宅トラブルの傾向をもとにしたリアルな想定比率です。
■想定回答結果(100人中)
不快度合い | 人数 | 割合 |
かなり不快/苦情を出したいレベル | 20人 | 20% |
やや不快/できれば控えてほしい | 25人 | 25% |
中立/条件付きなら許容できる | 30人 | 30% |
まったく気にならない/自分もBBQをするのでお互い様 | 25人 | 25% |
中庭でのBBQに対して「不快」と感じる人は全体の45%にのぼり、
そのうちの20%は「苦情を出したいほど迷惑」と受け取っていることがわかります。
さらに「条件付きなら許容できる」を含めると約7割の方がBBQに対して何かしら考えを持っているようです。
一方で、「まったく気にならない」と答える人も25%存在しており、
感じ方には個人差が大きいのが実情。
だからこそ、事前の声かけや頻度・時間帯への配慮といったマナーを守ることで、
トラブルを未然に防ぐことは十分に可能です。
苦情が心配なら隣人調査という選択肢も
憧れだった中庭のある家でBBQをしていたら、苦情が来たなんてことも大いにあります。
事前に声掛けをしていても「BBQは勘弁してもらいたい」なんて言われたらどうします?
BBQに不快感を持っている方は一定数おり、実際に住んでみないと近隣住人がどんな方が分からないのが現状。
隣人ガチャという言葉があるように運みたいなのもあります。
そうならないためにも土地探しの段階で近隣住人の聞き込みは重要。
そんな方におすすめなのが「トナリスク」。
「トナリスク」とは聞き込みのプロが、対象家庭の家族構成・年齢・職業などを調査し、
近隣住民には隣人の評判や町内会のルール、周辺の雰囲気などを聴き取ってくれるサービスです。
料金など詳しい内容は下記リンクを参考にしてみてください。
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まとめ|中庭BBQはマナー次第でトラブル回避も可能
中庭でのBBQにおいてこれまで一度も苦情を受けたことはありません。
ただ、それは小規模、短時間で済ませたことが要因かもしれません。
もし、これが「毎週のように」、「大人数で」、「1日中」とかだったら、
近隣住人から何かしらアクション(苦情)はあったことでしょう。
実際、中庭でのBBQは「煙・におい・声」などが原因で、近隣トラブルに発展するケースもあります。
また、インターネットで調べてみると「不快に感じる」、「苦情を出したい」と思う人が結構居ます。
少数ですが「気にならない」と感じる人もおり、受け取り方は人それぞれ。
結局はお隣さん次第というところもありますが、
事前の声かけ・開催頻度・時間帯への配慮といったマナーが必要になります。
節度を持って行動すれば、周囲との良好な関係を保つことは十分に可能なのかもしれません。