

我が家は中庭のある家を建て、そこへ6畳ほどの「ウッドデッキ」を作りました。
費用は35万円。
実際に作って分かったリアルな情報を共有したいと思います。
中庭に「ウッドデッキ」を施工予定の方は参考にしてみてください。
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中庭ウッドデッキの費用は「35万円」
ウッドデッキの費用は広さ約6畳で35万円ほど。
覚悟はしていましたが・・・やはり高い。
当初の予定では中庭全体(約10畳)をウッドデッキにしようと考えていました。
ですが、予算が高いということで断念。
全体にウッドデッキを施工していたらとんでもない金額になっていたことでしょう。
ちなみに外構費用のなかでもっとも高かったのもウッドデッキ工事です。
中庭ウッドデッキの広さは約6畳
我が家の中庭はロの字型。
そこへ広さ約6畳(ステップ含む)のウッドデッキを作りました。
材質は人工木材、色はモカブラウンを採用。
タイルデッキという選択肢もありましたが、
「木の風合い」が気に入ってウッドデッキを選びました。
地盤面からの高さを考慮して昇降用のステップを設置。
ウッドデッキ下は雑草対策として全面コンクリートで施工してあります。
雑草が生えてくる心配はありませんが、
ステップが邪魔でコンクリート部分は掃除がしにくいです。
ですから、シャワーで洗い流すことくらいしかできません。
中庭は玄関~リビングルームで囲うようなレイアウトとなっています。
中庭全体の広さは約10畳ほど。
ウッドデッキ以外は約4畳の人工芝によって施工されています。
詳しくは下記リンク先を参考にしてみてください。
関連記事【中庭のある家】レイアウト公開!実際に住んで感じた8つのメリット
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中庭ウッドデッキの排水について
白く見えているのが排水溝になります。
蓋は格子状になっており、
ウッドデッキ下から流れるように排水される仕組みになっています。
正直見た目が不格好ですが、ロの字型の中庭には排水経路が必須です。
なぜなら、溜まった雨水が排水できず、徐々に水位が上がり床下浸水などの被害に合ってしまうから。
「地面にしみ込んでいくのでは?」と考えていても、雨量によっては排水できず最悪の結果になりかねません。
昨今の集中豪雨を経験しましたが、うまく排水が機能してくれて雨水が溜まる心配もありませんでした。
我が家の場合は排水溝がモロ見えですが、設計士さんによってはうまく隠してくれるかもしれません。
中庭ウッドデッキのデメリット
中庭ウッドデッキのデメリットは以下。
- 厄介なのは糞害
- キズの補修はデリケートに
- 足音が響く
- 思ったよりも汚いし、暑い
- 毛羽立ちが起きる
厄介なのは糞害
ウッドデッキのデメリットとして「定期的なメンテナンスが必要」というのをよく見かけます。
人工木材のウッドデッキは耐久性があり、塗装の塗り替えも必要ありません。
ですからメンテナンスというよりか、基本的に汚れたら水で洗い流すだけ。
雨が降った後にシミのような跡が残りますが、水でシャーと洗い流すだけで簡単に落ちます。
中庭の窓を洗うついでにウッドデッキも水で洗い流す程度で、デッキブラシでゴシゴシ洗うとかもないです。
ただし、厄介なのが鳥やカエルなどの糞害。
とくに鳥の糞のようなガンコな汚れを長期間放置してしまうと腐食やシミの原因になります。
ですから気づいたら都度、洗い流すようにはしています。
カエルは梅雨~夏の時期は出現するため、それに伴って糞もあちこちにされます。
汚れの程度によっては早めに対応したほうがよいです。
キズの補修はデリケートに

ウッドデッキについた傷はサンドペーパーで補修します。
局部的に強くこすらず、全体をぼかすようにしてこすると綺麗に補修できます。
過度にこすってしまうと意匠性が損なわれたり、損傷して芯材が露出してしまうとのこと。
いずれにしろデリケートに扱うのがポイントと言えそうです。
ウッドデッキのメンテナンスに関しては、素人ができること、やれることに限界があります。
基本的にはメーカー推奨の方法に則るのが無難。
足音が響く
盲点だったのが足音が響くこと。
ロの字型の中庭、広さ(6畳)が関係しているかもしれませんが、
ウッドデッキの上を歩くと「ドスン、ドスン」と響くような音がします。
イメージとしては体育館の中を歩いているような感じに似ています。
気にならない人なら問題ないですが、私のように神経質な方は気になるかも。
ですから、子供がウッドデッキで走り回ったりすると、
近隣住人への音の配慮が気になってしまいます。
思ったより汚いし、暑い
ウッドデッキは土埃や虫の死骸、フンなどで思った以上に汚れます。
そのため、素足で出入りしてしまうと室内に汚れを持ち込んでしまい悲惨な状態に。
SNSなどで中庭を素足で歩いていたり、
寝転んだりしているのを見ますが、潔癖の奥さんからしたら考えられないそうです。
また、夏場は直射日光により床が熱くなるため、素足で過ごすことは不可能。
お子さんとプールをやる場合は要注意です。
以上のことからウッドデッキへ出入りする場合はサンダルが必須になります。
毛羽立ちが起きる
「人工木材だから劣化しないでしょ」と思われがちですがそんなことはありません。
我が家の場合は半年も経たずに画像のような毛羽立ちが起きてしまいました。
ただ、樹脂製なため柔らかく、素足で歩いても足に刺さったり、引っかかったりすることはないです。
気になるのは見た目だけ。
メーカーやグレードによって品質が違いますので、あくまでも参考程度までに。
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中庭のウッドデッキをおしゃれにするコツ
おしゃれにするコツ
- フローリングの色と合わせる
- シンボルツリーを置く
- 玄関からチラ見せ
- 照明で雰囲気作り
- タープフックを付ける
- インテリアで演出
フローリングの色と合わせる
ウッドデッキの色はフローリングの色と合わせるのがベスト。
フローリングともっとも近い色を選ぶことで、
「統一感」やリビングルームからウッドデッキへ続く「開放感」を演出できるから。
ウッドデッキの色で印象は大分変わります。
例えばフローリングが淡い色に対し、ウッドデッキの色を濃い色にしてしまうと違和感しか感じません。
おしゃれに見せるという面では近い色を選択するのが無難と言えます。
我が家のフローリングはオークの無垢床ですが、
既製品のなかでもっとも近い「モカブラウン」を選びました。
本来なら天然木材のような質感がよかったですが、
既製品となると選択肢も限られてきます。
定期的なメンテナンスが必要になってきますが、
限りなく近づけたいなら天然木材にする選択肢も。
いずれにしろウッドデッキの色はフローリングの色と合わせるのがベストと言えます。
関連記事≫【幅120mm】「オーク」の無垢床をフローリングにして感じた本音
シンボルツリーを植える
中庭にシンボルツリーがあるだけでも大分印象が変わります。
落ち葉の掃除や手入れもほぼ必要ないのもメリット。
鉢植えを置く選択肢もありましたが、
ウッドデッキの一部を削ってフラットに植栽するスタイルにしました。
フラットに植栽することで統一感が生まれておしゃれに。
このスタイルにしたかったもうひとつの理由が照明を下から照らすこと。
下から照明を照らすことで外壁にシンボルツリーの陰影が映し出されます。
昼とは違った神秘的な雰囲気を演出することができます。
ただ、この照明工事だけで5~6万円かかりました。(照明器具含む)
値段は張りますが、おしゃれに見せたいのであれば「植栽+照明」はマストです。
関連記事≫【中庭のある平屋】「アオダモ」をシンボルツリーにした4つの理由
玄関の地窓からチラ見せ
玄関からウッドデッキ(中庭)をチラ見させる演出。
あえて低い位置に窓をもっていくことで、
中に何があるのが期待感を持たせることができます。
実際、来客者のなかには覗き込む方もたまにいます。
元々、リビング側と同サイズの窓を提案されましたが、
- 来客者時にリビングルームが丸見え
- メンテナンスが大変
- 予算的にきびしい
これら理由により窓はつけないつもりでした。
ですが、インスタやピンタレストで玄関の窓から見える中庭の写真を見て「やっぱり欲しい」という思いが。
そこで「地窓」を採用。
玄関の窓を「地窓」にして正解でした。
通常の窓に比べプライバシー性を確保しやすく、採光により玄関が明るく開放的になりました。
また、地窓がピクチャーウィンドウのような役割を果たし映え効果も。
植栽で埋め尽くしたり、和風に仕上げたりすることでまた違った雰囲気に。
唯一のデメリットと言えば窓の掃除がめんどくさいくらいでしょうか。
FIX窓なので外部の汚れや虫が入ってくる心配もありません。
そのため、極端に汚れることもなく、中庭の窓を洗うついでにチャチャッと洗うだけ。
玄関の地窓からチラ見せすることで、ウッドデッキ(中庭)のおしゃれ感がアップします。
関連記事≫【こだわりポイント】玄関の「地窓」から見える植栽という構図
照明で雰囲気作り
照明は中庭の雰囲気を演出するうえで重要な要素。
なぜなら照明の種類、当て方、配置によっておしゃれになるか否かが分かれるからです。
やみくもに照明を付けてしまうと「眩しい」とか「暗すぎる」など、
自分たちが思い描いていたイメージとはまったく違った雰囲気になってしまうかもしれません。
室内の照明計画だけではなく、中庭などエクステリアの照明計画も慎重に行うべきです。
我が家の中庭には計3つのスポットライトがあります。
壁面に2つ。
このスポットライトは中庭全体を照らすために設けられた照明。
室内のスイッチから点灯が可能です。
植栽用のスポットライトに1つ。
こちらのスポットライトは日が暮れる(暗くなる)と自動点灯するタイプです。
点灯時間の調整や調光が可能。
3つのスポットライトを使い分けることによって違った雰囲気を演出できます。

全点灯した場合
まずは全点灯した場合。
中庭全体が明るくなることで開放的な空間に。
間接照明だけでおしゃれ感を演出するのもいいですが、逆に暗すぎると作業をするとき不便に感じることも。
壁面から中庭全体を点灯させることで、手元も明るくなり何かと使い勝手が良いです。
例えば夜、バーベキューをしたり中庭の手入れをしたりなど。
観賞用のお庭なら間接照明で十分ですが、中庭で作業する場合は照明のタイプや取付位置も検討しましょう。

植栽用だけ点灯
植栽のスポットライトのみ点灯した場合。
明るさが抑えられて落ち着いた空間に。
スポットライトによって映し出された植栽の影が神秘的な雰囲気を演出してくれます。
植栽の照明工事は外構屋さんに施工してもらいましたが、計画の段階では照明はありませんでした。
「植栽をスポットライトで照らしたい」と希望を伝えたことで実現した照明になります。
照明の種類や位置は提案してくれますが、自分たちが何も伝えなければそのまま計画は進行します。
もし「こうしたい」とか「これは違う」など自分たちが思い描くイメージが固まっているなら積極的に伝えましょう。
インスタやピンタレストの画像を見せて「こんな感じにしたい」と伝えてみるのもいいかもしれません。
タープフックを付ける
夏場の日差しを想定して外壁にタープフックを付けました。
画像の赤丸の位置(計4つ)にタープフックを取り付けました。
高さはFL+2500。
イメージとしては4か所に引っかけて屋根のように使う感じです。
もともと、設計の段階ではタープフックはありませんでした。
私たちが「タープフックを付けてほしい」と伝えたことで、あらかじめ下地補強をしました。
タープフックを取り付けたい場合は早めに伝えておきましょう。
関連記事≫中庭の外壁に「サンシェード」を取りつけて日差し対策
インテリアで演出
ウッドデッキをインテリアで装飾することでおしゃれな空間になります。
何も置かれていないシンプルなウッドデッキも素敵ですが、
プランターや屋外ソファ、ハンモックなど置くことで欧風や南国風に仕上げることもできますよね。
我が家では植栽の横へ「睡蓮鉢」を置いてビオトープとして楽しんでいます。
初期費用はかかりますが、植物の生殖、開花など1年を通して楽しむことができますよ。
また、お世話が大変ですがメダカなどの生き物を一緒に飼育できるのも魅力のひとつ。
インテリア次第でテイストが違った雰囲気を生み出せますので、自分好みの空間を作ってみてください。
中庭ウッドデッキを検討中の方へ
中庭へウッドデッキを作るうえで1番重要なのが目的です。
例えば家族でBBQやプールをしたいとか、DIYやガーデニングをしたいなど。
明確な目的がなければいずれ使われなくなることも予想されます。
また、ウッドデッキ工事は外構費用のなかでも高額になりがち。
限られた予算の中で「どれだけウッドデッキ費用に充てることができるのか」も考えるべきです。
最終的な判断はあなた次第ですが、営業担当者や設計士さんとよく話し合ってウッドデッキ作成を検討してみてください。