家づくりで意外と多くの人が悩むのが、この「2階トイレ問題」。
我が家のように1階に生活の拠点を置く「半平屋」の場合、
2階は子ども部屋だけというケースも多く、わざわざトイレを設置するべきか迷いますよね。
この記事では、実際に2階トイレなしの半平屋(32坪)に3年住んでいる我が家の体験談を紹介したいとおもいます。
半平屋の2階にトイレなしは後悔する?
3人家族で住んでいますが、今のところ何とかなっています。
もちろん不便に感じることや、便意があるときに「早くして~!」と焦ることはあります。
最初は「本当にやっていけるかな…」と不安でしたが、まさに住めば都。
慣れてしまえば、それがすっかり我が家のリズムになりました。
住み始めてからマイホームブルーに陥るリスクを考えると、現時点で迷っているなら付けておくのが正解かもしれません。
というのも、トイレは後から簡単に増設できるものではありませんし、あって困るものではないですからね。
次項の我が家の実体験も踏まえて、2階にトイレを作るべきか検討してみてください。
【実体験】2階(半平屋)トイレなしのリアルな日常
まずは我が家の家庭環境から。
では、実際に2階トイレなしで生活するとどんな感じなのか。
我が家のリアルな日常をご紹介します。
朝のトイレ渋滞は起きる
朝のトイレ渋滞は、やはり起きます。
一番バタバタするのは、息子の登校前の準備と、私たち夫婦の出勤・身支度のタイミングが重なる時間帯です。
誰かがトイレに入っている時に「あ、自分も行きたい」となることは週に何度かあります。
そのため、ちょっと面倒ではありますが、
トイレに入る前に「今から『大』に入るけど、先にトイレ行きたい人いる?」と家族に声掛けをすることもあります。
ただ、3人家族であれば「誰かが何十分も占領する」ということは少ないため、基本的には少し待てば済むことがほとんどです。
お腹が痛い!緊急時はヤバい時もある
一番焦るのが、お腹が痛いなどの「緊急時」です。
誰かが入っている時に緊急事態が発生した場合は、遠慮なく「ごめん!お腹痛い!」と声を掛けて急いで済ませてもらいます。
家族とはいえ、やっぱり急かす側も急かされる側も「ちょっとしたプチストレスだな…」と感じるのが正直なところ。
ご家庭によっては
- 「トイレは誰にも邪魔されずゆっくりしたい」
- 「家族相手でも急かすのは気を遣う」
- 「会話をあまりしたくない」
というケースもありますよね。
そういうタイプのご家族がいる場合は、トイレが1つしかないことは後々大きなストレスになり得るため、
要注意ポイントとして検討してみてください。
お腹が弱い、頻尿気味の人がいる
実は私、40代にしてお腹が弱く、おまけに頻尿気味…。
そのため、家を建てる時に「トイレが1つだけで本当に大丈夫か?」という不安がなかったわけではありません。
実際に住み始めてみると、やはりトイレに入っている最中に急かされる場面はあります。
とくに小学2年生の子どもは、限界ギリギリになってから突然「漏れそう…!」と駆け込んでくることも多く、そのたびに正直ヒヤヒヤです。
結局、私自身がお腹の痛みを我慢しつつ、一時的にトイレを譲って退出することが月に1〜2回はあります。
ですので、「トイレくらい誰にも急かされずゆっくり入りたい」という方にとって、
2階トイレなしの生活は間違いなくストレスになると断言できます。
体調不良時の「隔離」と、毎回の除菌作業
家族の誰かがノロウイルスなどの感染性胃腸炎にかかった時、トイレが1つしかない我が家では本当に苦労しました。
当然トイレを分けることはできないため、家庭内感染を防ぐには「感染者が使用するたびに毎回徹底的に除菌する」しかなく、
看病する側も体力的・精神的にかなり消耗します。
万が一の体調不良時における「家庭内隔離」という観点で考えると、
もし2階にもトイレがあって完全に使い分けられたら、どんなに便利で安心だっただろう…と痛感した経験です。
来客はほぼないので問題ない
家づくりの時、「お客さんが来た時に、家族が気兼ねなく2階のトイレを使えるように」とアドバイスされることがあります。
でも、よくよく考えてみると、我が家に友人が遊びに来ることなんて年に数回あるかないか…。
ましてや、我が家は主寝室も1階にあり、2階は子供部屋のみという「1階完結型」の間取りです。
仮に来客があったとしても、お客さんが2階に上がることはまずありません。
交友関係がなく、お友達の来客がないのであれば1階のトイレだけでも事足ります。
子供の夜トイレ|「面倒くささ」と「怖さ」
子どもの頃、夜のトイレを怖く感じた経験は誰しもがあると思います。
我が家は2階が子供部屋という間取りなので、将来子どもが自分の部屋を持つようになれば、
「1階まで降りる手間」+「夜中の階段の怖さ」という大きなハードルが待ち受けています。
今はまだ夫婦と一緒に1階で寝ているため未経験ですが、
いずれ一人で寝るようになった時の夜の様子を考えると、正直なところ少し戦々恐々としています。
この「子どもの夜トイレ問題」を考慮すれば、2階にもトイレがあった方が圧倒的に便利であることは間違いありません。
2階トイレあり、なしで揉めた話
家づくりで必ずと言っていいほど直面する「2階のトイレ、どうする?」問題。
今まさに、夫婦で意見が真っ二つに割れて揉めている…というご家庭も多いのではないでしょうか。
実は我が家も、間取り決めの段階でこの問題に直面し、見事なまでに意見が衝突した夫婦のひとつです。
当時の私たち夫婦の主張は以下。
〜現実的な「コストと空間」を死守〜
〜日々の「快適さと安心」を妥協しない〜
夫である私は見積もりや図面という「数字と空間」を見て現実的に考え、妻は毎日の「生活のリアルなストレス」を見据えて主張する。
これ、家づくり中のご夫婦なら「わかるわかる!」と首がもげるほど共感していただけるはずです。
「予算・間取り」を取るか、「毎日の快適さ」を取るか。
どちらの言い分も痛いほど正論だからこそ、本当に悩ましいですよね。
実際に暮らし始めてからというもの、朝の渋滞が起きたり、私がトイレに長居してしまったりするたびに、
いまだに妻から「ほら〜!やっぱり2階にトイレ作ればよかったじゃん!」とチクリと言われ続けています。
2階(半平屋)にトイレを設けないメリット
ここまで「2階トイレなし」のリアルな不便さや、ネガティブな面をたくさんお話ししてきました。
ここからは視点を変えて、私自身が実際に住んでみて「これは良かった!」と心から感じたメリットをご紹介したいと思います。
建築コストを大幅に削減できる
トイレを1つ減らせば、本体や水回りの配管工事費、照明、
建材費などが一気にカットでき、数十万円のコストダウンに繋がります。
さらに、約32坪ほどの限られた延床面積の中で家づくりをする場合、
トイレ用のスペース(約1畳分)をまるごとリビングや収納に回せるメリットも見逃せません。
トイレ掃除の手間が1階だけで済む

「2階トイレなし」の最大の恩恵は、面倒な掃除の手間が半分で済むことです。
便器磨きに床拭き、洗剤の補充など、ただでさえ工程の多いトイレ掃除。
これが2箇所になれば負担は単純に2倍です。
「毎日疲れているから、家事は少しでもラクしたい!」という切実な願いを叶え、
日々のタスクを劇的に減らしてくれるのは、1階トイレのみの大きな特権です 。
2階の居住スペース・収納を広く確保できる
トイレを1つ設置するには、約1畳分のスペースが必要になります。
半平屋でただでさえ貴重な2階スペースをトイレに奪われないことは、間取りづくりにおいて大きな利点です。

実際に我が家でも、2階のトイレをなくしたことで収納スペースを増やし、子供部屋のクローゼットを広くすることができました。
限られた空間を「たまに使うトイレ」ではなく「毎日使う収納」に無駄なく割り当てられたのは良かったです。
まとめ|2階(半平屋)トイレなしに向いている人・いない人
最後に、2階(半平屋)トイレなしに向いている人とそうでない人をまとめます。
(=2階にも付けた方がいい人)
我が家の場合、2階トイレなしでもなんとか生活はできています。
ただし、1箇所しかない以上、朝の渋滞やタイミングが被ることはどうしても避けられません。
家族間でのちょっとした気遣いや工夫は必要になってきます。
「絶対に必要!」と周りの意見に流されず、ぜひご家族のライフスタイルや優先順位と照らし合わせて、
じっくり検討してみてくださいね。


